もくじ
豆乳=神!!
うさこです。うさこの職場はただいま豆乳ブームです。
職場の女子メンバーの一人、M子(自称:美の伝道師の伝道師)が数ヶ月前から冷蔵庫を豆乳で埋め尽くし、冷蔵庫を開けるとまるで各種豆乳飲料のメーカーショールームのようになってしまったので、『そんなにいいの?』とうっかりたずねてしまったところから全てが始まったのです。満面の笑みをたたえるM子いわく、
『豆乳を飲めばすべてが解決する』
だそうです。
M子は長年婦人科系に悩み続ける女子で、毎月月のものが来ると起き上がれない、頑張っても駅で倒れて駅員さんにお世話になってしまうという苦労体質。そんな彼女が救いの神と崇めるのが豆乳なのです。
そんな極端な、と思いつつもスーパーにいくとつい豆乳を手に取るようになってしまったうさこは大分影響されているようです。
一体豆乳の何が良いのかという話ですが、調べたところメーカーや豆乳の種類にもよりますが、豆乳に含まれている成分はざっとこんな感じです。
<豆乳に含まれるおもな栄養成分>
たんぱく質,脂質,炭水化物,カリウム,カルシウム,マグネシウム,鉄,飽和脂肪酸,コレステロール,食塩,イソフラボン,レシチン など
豆乳の何がいいのか
植物性のタンパク質だけでなくカリウムやカルシウムもとれるというんだから身体によさそうなのはよくわかる。でも栄養成分が良いってだけではないのが豆乳のすごいところらしい。
うさこが聞きかじった知識では、大豆に含まれる大豆イソフラボンを摂取すると、更年期に不足してくる女性ホルモンを補う作用があるとかなんとか。
M子に聞いても同じことが返ってくるのでそこが豆乳を飲む人の共通認識なようです。 でも、うさこみんながワーってなっていると一歩引いてしまう天邪鬼。
女性ホルモンって手軽に食べ物でどうにかなるものなのかしら?
なぜ女性ホルモンを補う必要があるのか
女性は加齢ともに卵巣の機能が低下していくといわれます。そうすると卵巣からの分泌されるエストロゲンという女性ホルモンが、早い人では30代、40代半ば~50代くらいになるとガクっと低下してしまいます。これがいわゆる更年期の始まりです。
エストロゲンの分泌が減ると体のあちこちに不調があらわれます。自覚がない人もいれば「更年期障害」と診断されるような思い症状が現れてしまう人もいるそうです。
考えただけでウツになりそう・・・
大豆イソフラボンはエストロゲンとよく似た構造と働きを持っていて、エストロゲンそのものではないけれども代わりに働いてくれるんだそう。ただし、まるっきり取って代わるわけではなく、エストロゲンのもつ働きの1,000分の1~10,000分の1というごく微力でおだやかなものなので、女性ホルモンが急激に低下して欠乏している人が継続的に摂取していくことで効果が期待できるんだそうです。
ピチピチ?の若い女性が豆乳を飲んでも効果はないのか
女性ホルモンがもっとも分泌されるのが20代半ば~30代といわれています。皆さん多かれ少なかれ経験があると思いますが、うさこはその時代不摂生の極みにいて、生理不順は当たり前。ストレスや不眠で自律神経が乱れお肌の状態も最悪でした。
大豆イソフラボンのすごいところはエストロゲンの代わりになるだけでなく、エストロゲンが過剰なときにはエストロゲンの働きを抑制するところなんです。エストロゲンの分泌は足りないと不調があらわれ、逆に過剰だと乳がん、卵巣がん、子宮体がんなど、女性特有のがんのリスクを高めてしまいます。大豆イソフラボンを手軽に摂れる豆乳は外的要因で揺れやすい年代にも有効な頼もしい存在なのです。
いいところばかりじゃない、注意すべき点
豆乳にはいい成分がたくさん詰まったスーパー健康飲料に感じちゃいますが、豆乳だけ大量に飲んでしまうと悪い面がでてきてしまいます。それが『反栄養素』といわれるものです。
反栄養素とは有益な栄養素の吸収をじゃましてしまう成分
フィチン酸
ナッツや豆類によく含まれる成分で、大豆にも含まれます。せかっく摂取した鉄などのミネラル類の吸収を阻害してしまう働きがあります。
まとめ
量を摂れば良いというよりも継続して普段の食事にプラスしていく、というのが賢い摂り方のようです。豆乳飲料も最近は様々なフレーバーが登場しているので、健康を意識しつつも楽しみながら続けてみようと思います。